IBD教室。

2017/3/25(土)
午後からIBD教室に出掛けた。
内容は「UCと大腸癌」というタイトルだったが一般の大腸がんとUC持ちの人では発症形態が違うという事で、発見出来るのは内視鏡検査でのみ可能なんだけど、UC持ちの人の大腸は其れ自体が炎症と潰瘍が有る事から見分けるのは経験を積んだ医者でなければ難しい様子。つまり普通の人の場合は癌が生じると其の部位が膨らむので見分けがつくけれど、UCの患者の場合病変部自体が潰瘍と炎症で膨らんでいる事から見分けるのが難しいという事。
普通の人の場合は病変部を切除する事により改善するが、UC持ちの場合は広範囲に渡って癌化する為全摘出以外治療方法が無いという事になり、患者にしてみるとQOL(Quality Of Life…生活の質)が著しく低下する為実に大変な事になる。
と、まあ、以上の様な内容の講義だったけれど此れは消化器内科医の見解を述べた内容で、外科医からするともっと突っ込んだ内容になったのかな? と、感じた。
発病して10年なので癌化するリスクは高いという事を理解しているので考え込んでしまう内容でもありました。