余り頑張らない方が良い?

2015/7/21(火)
10:30に妻も同行してタクシーで行く(時間帯からすると、この病院の有料駐車場は満杯なので)。
13:20頃やっと順番が来て診察室に入ると直ぐに「○○さんですね」と言われたので「そうです」と答えたが、此れは当たり前の事ながら、診察カード、他科診療願いが事前に担当医に渡っているので患者の事が分かる仕組みなのだが、答えた時点でモニターに電子カルテで6月30日の内視鏡診察結果の画像が複数枚表示してあり、それを見ながらの説明やら質問となったが、担当医の説明はネットで調べてある事とほぼ同じ内容で、此れと言う内容の話にはならなかったが、UCの患者の全摘手術例は5件/年で、大腸癌そのものの例は「100件以上/年」と言う事(手術そのものは大腸癌の手術の延長線上にあると言う説明)。
トータルで言えば「130件/年」程と言う話でした。
UCの全摘に関しては2期、つまり2回に分けて行うと言う事で、全摘+Jポーチ接続+肛門吻合が1期、そしてその1期の中でJポーチの途中に人工肛門を開設し、肛門とJポーチ吻合部の肛門については閉鎖して半年間様子を見てから2期手術を行い、その内容は、人工肛門を閉鎖して肛門を開通させると言う事になる、と言う話。
半年の間を開けるのは、Jポーチと肛門の吻合部が完全に接合するまでの期間として必要で、此れが上手く行かないと、排泄時に不完全接合部から漏れる事になり、腹腔内で感染症やら炎症等の合併症を起こすと言う説明だった。
手術そのものは7時間掛り、入院日数は、手術2日前に入院し、術後2週間で退院と言う日程で、私の場合は(やるとすれば)、緊急ではなく、時間的な余裕が有る為、手術の順番の開いている所に予約を入れると言う事から、1か月先になると言う話だった。
手術をするメリットは、「複数の薬を飲まなくてもよくなる」と言うだけの事で、細かい話をすると、Jポーチと肛門を接合する際に直腸を僅かながら残しておかないと、便意を感じて括約筋やら何かを制御するセンサーの働きを阻害してしまい、漏便が起きる(平たく言うとバルブが完全に閉まらなくなる、閉まっても緩いと言った感じ)から残す必要がある、と言う事になり、結果として病理部を僅かながら残す事になり、複数の薬は不要だがUCの基本的な治療薬であるペンタサ(アサコールは薬の特性として大腸に到達した時点でカプセルが溶解して内容物が溶け出して作用することから使う事はほぼ無いと考えるが?)は服用しなければならない筈。
なので、メリットは然程ではないのかも知れない(大きな話をすれば、レミケードと言う生物化学製剤の点滴は50万円/1回掛るのが不要になるので国費の中の医療費の削減効果に寄与するのかも)。
然しそうは言う物の、ロイケリンと言う免疫抑制剤を飲まなくても良くなる筈なので余計な病気に掛り難くなると言う事が有るのかな?
手術をしたからと言ってUCと完全に縁が切れる訳ではなさそう!?
色々書いたけれど、モヤモヤしていた物が無くなった訳ではないが心配する程でもないなと言った所かな?
この担当医は「主治医と話し合って決めて下さい、個人的には余り頑張らない方が良いと思います」との事(癌化していないので今すぐと言う事でもないのでと言う含みか?)