東大の哲学だったか…。

2015/4/13(月)
今日から一年生が登校グループに加わったが、私が見ているグループの中では先頭グループに一人が入っただけで、他には居なかった。少子化と言うけれど本当にそうなんだろうと思う。
所で今月10日発売の「ビッグコミックオリジナル」に連載されている「浮世雲」と言うのが有り、今回は2月頃から騒がれた中学生の惨殺事件をアレンジした内容のストーリーで書かれているのだが、様々な意見が有る事を承知で言うと「全く同感である」と思った。
少年法が制定されたのは確か昭和24年頃だったと思うが、あの時代は終戦から時間が過ぎてはいるけれど、戦争の影響で心ならずも孤児になった子供(少年少女)、片親になってしまった子供、何方も生活は悲惨な物だった。で、図らずも非行の道に走ってしまったのは子供に限らず大人までもそうだったのだが、少なくとも子供に関しては更生の余地が有る筈、と言う事で特別扱い(平たく言えば罪が軽くなる)をする、と言う様な法律(!?)なんだと理解しているけれど、あれから65年位経過している今の世相では実情にそぐわない部分が出てきているのではないだろうか?
韓国で埼玉の高校生22名が集団万引き(私はこの言葉は間違っていると考える、正式には窃盗と言う犯罪)を起こし、其れもかなり悪質で「店員の気を引き、その間に集団で商品を盗む」と言う手口。此れは店の防犯カメラに一部始終が記録されており、韓国の警察が立件してマスコミに公開したと言った内容の事件が有った(去年の暮に検挙され、今月日本のマスコミが取り上げた(このタイムラグと経緯は判らないが)、と言う事なんだけど、果たしてこれは「若気の至り」、「集団心理で、流れでそうなった」でかたずけられる問題ではない筈。韓国では反日ムードが強いだけではなく国家間の交流も滞っていて、何方かと言えば完全に冷え切った状態。高校生であれば世間一般の常識だけでなく、世界の状況、マクロで言えば日中韓の問題は新聞雑誌、ネットの世界、日常的なマスコミのニュース等で余程のボンクラでもわかる筈。
私の学生時代は、この様な不祥事を起こしたら「即退学」だった。ついでに言うと、この生徒の通う学校の副校長のマスコミに対するコメントが「世間一般の常識からかけ離れた、此奴本当に先生なのか!?」と思ってしまうもので、一緒見ていた妻も「違うでしょう!」と呆れていたほど!学校の程度、生徒の質、そこまで見られてしまうよ!と言いたい。
話が大きくなってしまったけど、事の本質は同じ事で更生の余地が有るかどうかは「当の本人にしか分からない。
ジョージ秋山氏の書いた「浮世雲」の最後の中に「…子供も毒を持った人間だって事をわすれんな」と有るのが強く印象に残りました。
因みに、この浮世雲は東大の哲学だったか忘れたけれど、教科の中の副読本だったそうです、昔の事ですが参考までに。