知らぬ顔の半兵衛」を決め込むのかも?!

2012/8/23(木)
竹島問題で様々な波紋が広がっている。親書を郵便で返送する等と言うのは外交史上初めての事であるが、見方を変えると日本の総理大臣が完全に舐められていると言う事に他ならないと思う。韓国の大統領の真意は分からないが多分目先の事のみを考えた愚挙としか思えない。身内(側近類を含めて)から汚職他の容疑で20数名の逮捕者が出るとか、大統領に就任してから此れと言った実績を挙げていないとか他にも有る様子で支持率が10%台にまで低下している事に対する失地回復の為に国民から支持を得易いナショナリズムを煽る姑息とも言える方法を取ったのだろうと個人的に考えている。韓国国内の事情は知る由も無いが、秋の選挙を目論んで天皇を愚弄する暴言を吐いたり、不法占拠している日本固有の領土にこれ見よがしに上陸する等は本当に目先の事だけを考えての事なのだと思う。
日本が第二次大戦に負けて占領していた朝鮮を返還した(韓国が独立した)際に返還する対象に竹島は入っていなかった(韓国側は竹島も韓国の領土と主張したが認められなかった)と言う事実があるが、その頃の日本には再軍備は御法度であり更には自国の領土に対する侵略に対処するだけの能力も無かったと言うのも事実。で、そのその様な状況の中で当時の李承晩と言う大統領(?)が国際法を無視して竹島を囲い込む李承晩ラインを勝手に引き、更には竹島に武力を持って上陸し韓国の領土として事実上の実効支配を続けて今日に至っているという歴史的な事実がある訳で、裁判に掛ければ負けることが明白。
昔「あれが岬の灯だ」と言うドキュメンタリーに近いような白黒映画が有った。内容は日本の漁民が竹島周辺に漁に行ったら、韓国に拿捕される、銃撃される(実際に死者が出た)、拿捕されて漁民は抑留される等といった被害を被っていると言う事実を知る人は高齢者でも知っている人が少ないかも知れない。もっとも当時は今のようにマスコミが発達しておらず、分かるのは新聞とラジオによるニュースだけだったのだが「あれが岬の灯だ」と言う映画が上映されたのは深刻な問題だったと言う事の裏返しなのだろうと思う。
竹島問題は今の民主党政権の責任だけではなく自民党の責任でもあり「相手をことさら刺激しない、穏便に穏便に」と言うような腰の引けた政策を取ってきた付が回ってきているのかも知れない。仮に裁判で韓国に竹島を日本に返還する様にという判決が出たとしても韓国は「知らぬ顔の半兵衛」を決め込むのかも?!
日本のだらしない政府は報復措置検討しているとマスコミで報道されているが、検討すると言う事は何もしていないのと同じ事。だよ!